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「アドラー心理学」「嫌われる勇気」その3

 

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早速。

 

アドラー心理学では承認欲求を否定している。

他者からの承認は必要なく、

承認を求めることすらしてはいけないとする。

 

承認欲求の始まりは賞罰教育によるもので、

他人の評価を得ることを目的とした行動を生み出してしまうことになる。

 

我々は他者の欲求を満たすために生きているのではない。

他者の期待など満たす必要はない。

 

他者からの評価を気にしていると

他人の人生を歩むことになる。

 

そして何より他者もまた

自分自身の欲求を満たすためにいきているわけではない。

 

これを理解するには課題の分離が必要である。

 

 

では課題の分離とは何か。

 

 

いま直面している課題は誰の課題なのか、

自分の課題と他者の課題を分離して考える必要がある。

 

そして、他者の課題には踏み込まないことが大事である。

 

あらゆる人間関係のトラブルは

他者の課題に踏み込むことで引き起こされている。

 

ではどのようにして他者の課題を見極めればいいのか。

 

それは、最終的にその結末を誰が引き受けるかという視点である。

 

勉強という課題を回避することによって損失を受けるのは間違いなく子供である。

 

勉強とは子供の課題であり、自分自身がしなくても

責任は親にはない。

 

 

馬を水辺に連れていくことはできるが

水を飲ますことはできないというのがそのいい例えである。

 

自分自身を変えることができるのは

自分自身しかいないということ。

 

 

子供のことで悩んでいる母親は

「子供こそ我が人生」と考えている。

それでは子供にとっても迷惑である。

 

課題の分離

自分と他人との境界線をうまく引くべきである。

 

 

 

 

人生において自分自身の信じる

最善の道を選ぶこと。

 

その選択について他者がどのような評価を下すのか

それはあなたにはどうすることもできない。

 

自分自身の行動にどう評価をつけるのか

そんなものは他人に任せておけば良いし、

自分がどうにもすることはできない。 

 

他者の課題には介入せず

自分の課題には誰一人として介入させない。

 

 

課題の分離は対人関係の最終目的ではなく、入り口である。

 

 

 

これらの人生のタスクに立ち向かうには

勇気が必要であり、

課題の分離を促すには、

勇気付けが必要である

 

 

 アドラーはこのように言う。

 

「本当の自由とは他人から嫌われることである。」

 

他者の評価を気にせず、他者から嫌われることを恐れず、

承認されないかもしれない、

というコストを支払わない限り

自分の行き方を貫き通すことはできない。

 

 

対人関係のカードは私が握っている。

つまり、自分自身が変わったところで

変わるのは自分自身だけであるということである。 

 

対人関係というと二人の関係や

大勢の関係を思い浮かべるが、

実際は自分のカードをどのように使い振る舞うかと言うこと。

 

承認欲求がある場合はカードが相手に握られたままである。

 

相手の価値観に基づいて自分の行動を決めるのが

承認欲求者の欲するところだからである。 

 

 

 

 

共同体感覚について。

  

他者を仲間とみなし、

そこに「自分の居場所があると感じられること」を

共同体感覚という。

 

 

共同体感覚とは

幸福な対人関係を考える重要な考え方。

 

社会の最小単位は

私とあなたであり、

 

自己への執着を他者への関心へと切り替えていくことこそ

共同体感覚の求めるところなのである。

 

 

課題の分離ができていない、承認欲求の拭えない人もまた

自己中心的なのである。

 

自分がどう評価されるのか、

行動をとったら自分自身はどのように見られるのか。

 

そこばかり見てしまうのである。

 

他者からどう見られるかを気にしている時点で

自分自身に集中している証拠であり、

 

私にしか関心を持たない

自己中心的なライフスタイルなのである。

 

 

 

私は世界の中心に君臨しているわけではないが

人生の主人公でもある。

 

しかし、あくまでも共同体の一員、一部なのである。

 

主人公は全員である。

 

 

共同体の一部であり、中心ではない。

 

ここにいてもいいんだという共同体感覚。

 

 人生のタスクに立ち向かうこと。

 

回避することなく、

 

自ら足を踏み出すことができること、

 

私はこの人に何を与えることができるのか、

それを考えることこそ、

共同体への仲間入りの一歩目である。

 

 

 

 

我々が人間関係で行き詰まった時には

 

より大きな共同体(社会)の声を聞くべきである。

 

関係が崩れることを恐れて生きるのは

他者のために生きる不自由な行き方である、

 

 

 

 

 

 

叱っても行けない褒めても行けないという価値観。

 

褒めるということは

能力のある人が能力のない人に下す評価である。

アドラー心理学では

あらゆる縦の関係を否定し、

よこの関係を提唱している

 

劣等感とは縦の関係から生じてくる意識である。

 

横の関係に基づく援助のことをアドラー心理学では

勇気付と呼んでいる。

 

課題を達成できないことが問題なのではない。

課題に立ち向かう勇気がくじかれていることこそが問題なのである。

 

人は褒められるということによって

自分には能力がないという信念を形成している。

 

一番大切なのは他者を評価しないということ。

 

人は感謝の言葉を聞いた時に自らが他者に貢献できたと知る。

 

人は自分には価値があると思えたことによって勇気を持てる。

 

 

自分自身が他者に貢献できたと感じる時に。

 

他者について、

行為のレベルではなく存在のレベルで見ていかなくてはならない。

 

 

誰かが始めなければならない。

他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。

 

あなたが始めるべきだ。

他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。

 

まずは他者との間に一人でもいいから横の関係を作ること。

 

誰か一人でも縦の関係を気づいているなら、

あなたは自分でも気づかないうちに

対人関係を縦で捉えている。

 

 まずは一人でいい。

横の関係を築けるようにするべきである。

 

 

ーげんきー