経済学 国際経済学をつかむ 有斐閣
1、需給曲線導出と国内生産者と国内消費者の利益や損失を見る。
2、比較優位の決定要因。
一つの財市場に着目した市場の分析を部分均衡分析という。
これに対し、複数の市場を同時に扱うのが「一般均衡分析(ワルラスによる)」である。
「支払って良いと思う金額の高い順から消費者を並べたものが需要曲線」と言い換えられる。
「需要曲線より下側で価格より上の部分が消費者余剰」である。
もともと購入していた消費者が手に入れる消費者余剰は□
新たに市場に参加した消費者が手に入れる消費者余剰は△
効率性の高い順(生産費用が低い順)に生産者を並べたものが供給曲線。
名目価格が50万であり、販売価格を40万に決定すると、y軸に注目して、
10万円の生産者余剰が手に入る。
→販売してもいいという価格の低い順に生産者を並べたものが供給曲線(生産者曲線)。
ここでももともと販売していた企業の限界余剰は□
新たに市場に参入する企業の限界余剰は△である
それぞれの余剰は曲線と価格との間の部分で覚えておくと良い。
供給曲線は販売しても良い価格、であるから技術進歩によって費用を抑えることができる。
費用を抑えることによって全体としてはグラフの傾きが小さく表現することができる。
言い換えると、供給曲線は生産に費やさなくてはいけない資源の価値である。
ここまでをまとめると、
需要曲線(右肩下がり)は消費者を表しており
供給曲線(右肩上がり)は生産者を表している。
国内市場では
供給曲線と需要曲線の交点が均衡価格となり価格が決定できる。
消費者余剰や生産者余剰も上記で示した部位と変わりはない。
今度は貿易を始めたと仮定して
国内価格よりも安い国外価格で貿易取引できるとする。
世界市場に影響を与えないという国を「小国」と呼ぶことがあり
頻繁に出てくるワードであるから覚えておくべき。
注意したいのは経済規模が小さい、土地が小さいということではないということである。
国内価格と国外価格を比べることによって比較優位を決定することができる。
Pはpriceつまり販売価格であるから低い方を選択されてしまう。
高い場合は比較優位では選ばれないという考えである。
均衡価格と貿易価格の大小関係を比べることが比較優位の決定につながる。
結果総余剰は増加する。
貿易利益は輸出の際も輸入の際も総余剰を増加させる。
輸出の際は生産者の余剰が増え「輸入の場合は需要者の余剰が増える」
一方が増えると他方は減るという見方ができる。
需要量ー供給量=輸入量を示す。これは量なのでグラフ的には水平方向の差である。
供給量ー需要量=輸出量を示す。こちらも水平方向の差。
DとSの大小関係、上下関係を読み解くことで輸出すべきか輸入すべきか
を読み取ることができる。
一国の経済が他国に影響を与える場合を「大国」の仮定という。
以上第二章 部分均衡分析 Unit3
後記
細かく見ていくから集中力欲しい。
グラフの読み取りとかとくに苦手だから。
とにかくなれるか。
大学で授業できるレベルを目指して。
ーげんきー