世界一やさしい金融工学の本です おわり。
今持っているお金の価値は
来年の自分が持っているお金の価値とは
異なってしまう。
つまり、
紙幣やお金は「物体として変わらない」が
「価値という変数」として捉える方が
新しい見方。
複利方式=「元本*(1+割合)」
現在のお金で換算することを「現在価値」という
将来のお金で換算することを「将来価値」という。
現在価値に直すための値を
「ディスカウンターファクター」という。
将来時点での金利や価格のことを
「フォワードレート」と呼ぶ。
つまり差がない取引なので
固定で買おうが変動で買おうが
変わらないという考え。
予想通りに動くであろうという原則的な考え方。
お金の受け取りと支払いの予定表
一定期間内で企業が受払をした現金の収支
ーこれらをどちらも
「キャッシュフロー」と呼んでいる。
ディスカウントファクター
=1/(1+r)n乗
→金利rのことを
割引ファクターと呼ぶこともある
金利支払いが一回しかない場合を
スポットレートと呼ぶことにする。
(割引金利には、銀行間スワップレートをベースにしたスポットレートが使われている。)
全ての金融商品は
キャッシュフローの現在価値を計算することで
値段をつけることができる、
ディスカウント、
キャッシュフロー法を使うことで
正確な金利を表現できるようになった。
キャッシュフローによって出された
現在価値のことを「理論価格」と
呼ぶことにする。
同じ通貨で
LIBOR:らいボーと呼ばれるものが使われる。
London Inter Bank Offered Rate
固定金利をを支払って変動金利を受け取ることを「ペイ」と呼ぶことにする。
プレーンバニラ:普通のってこと。
銀行ALM
Asset Liabiolity Management
貸し出し(資金運用)と
預金(資金調達)の金利を合わせることで
将来のリスクに対しても
安定した利益を確保することをALMという。
通貨スワップ;異なる通貨のキャッシュフローを交換するスワップ。
第3章
株価が上がるとその分利益が得られて
値下がりしても損をしない。
→これは取引代金としてある程度のお金を払わなくてはいけない
損するリスクを回避することを
「オプションを買う」という
逆にリスクのある契約を受けて対価を受け取ることを「オプションを売る」という
オプションの代金を
「オプションプレミアム」という。
「買う権利」=コールオプション
「売る権利」=put option
ある程度の確率集中が起こる。
あくまでも確率。
中央が膨らんだ形を「正規分布」という。
→さらに標準偏差のことを
「ボラティリティ」と呼ぶ。
計算をある程度まとめた計算方法が
「ブラック=ショールズ・モデル」
権利を使うことができる期間を
「行使日」といい、
行使できるまでの猶予期間を
「オプション期間」という。
特定の日に行使できるオプションを
「ヨーロピアン」、
特定の日までいつでも行使できるオプションを「アメリカン」という。
実際の値段のことを「行使価格」であったり
「ストライクプライス」と呼ぶ。
株価=行使価格+プレミアム
になっていれば利益が出る。
将来の価格;フォワード価格よりも、、、
低い=in the money;ITM
等しい=at the money;ATM
高い=out of the money;OTM
行使価格ープレミアム>株価
これならば利益が出る。
原資産の買い+put optionの買い
=コールオプションの買い
原資産の売り+コールオプションの買い
=put optionの買い
原資産の買い+コールオプションの売り
=put optionの売り
put optionの売り+原資産の売り
=コールオプションの売り
これらの関係のことを
「プット、コール、パリティ」と呼ぶ。
シンセティックショート
「空売り」という方法も存在する。
プレーンバニラ以外を
「エキゾチックオプション」という。
第4章 リスク管理全般
デリバティブのリスク。
;オプション取引の総称。
リスク回避のリスクヘッジと、
リスクを負って利益を追求するリスクテイク。
レバレッジ=てこ
てこをかけるという表現。
→小さな金額で大きな利益を得る可能性があるからこう呼ばれる。
バリューアットリスク
=VAR
=信頼区間
リスク管理が大事
得に信用リスク管理というのは
「倒産リスク」の管理である。
以上価格の変動によって発生するリスクを
「市場リスク」という
訴訟や行政処分によるリスクを
「法務リスク」という
世間的な評判が悪化してリスクとなることを
「レピュテーションリスク」という。
ジムのミスやシステム障害によるリスク
=オペレーショナルリスクという。
金融工学は主に「市場リスク」を管理する。
リスクは抑えるものではあるが、
どのリスクを負うか
というリスク選択をすることも大事。
リスクが発生したとしても
屋台骨が揺るがないというリスクが一定の目安。
これももちろん
完全なものではないので気をつけるべき。
ただ単にリスクを避けるのではなくて、
「適正なリスクをとること」の方が大事。
以上
世界一やさしい金融工学の本です。
ーげんきー