無印良品
Q:無印良品の基本理念は?
A:3つある。
「素材の選択」
「工程の点検」
「包装の簡略化」
これが無印良品の基本理念。
Q:無印良品の始まりは?
A:「西友」
無印良品は1980年に「訳合って安い」のコピーとともに
「西友」のプライベートブランドとしてデビューした。
Q:グローバル化はどうなっている?
A:比較的順調
無印良品は初めの店舗こそ海外出店を失敗したが、
1等地ではなく「2等地などの2階」などの場所を使うことによって
「賃料を安く」抑え黒字化に成功した。
Q:簡単にうまくいったの?
A:そうでもない
ヨーロッパは成長の速度が遅かったつまり店舗の拡大もゆっくりで
成長率が見込めなかった。
例えば、業種は異なるがユニクロも
初めは海外展開はうまくいかなかった。
→つまり海外展開は失敗から学べということ。
したがって、ブランド浸透のスピードを高めるために
「ミラノサローネ」と言う「家具」の見本市に出展した。
これにより認知度は高まった。
Q:今後の海外展開は?
A:インドネシアが有力
インドネシアは人口が世界で4番目に多い。
さらにまたユニクロの話だが、
「インドネシア」などの地域に目を向けている。
Q:中国展開はどうなっている?
A:順調といって良い
中国事業が好調の理由
1:開発担当者が2人しかいないこと。
→日本の企業が中国で苦戦するのは、
複数の開発担当者がいてそれぞれの部署で違う発言をしてしまう
「食い違い」による。
無印良品ではこの開発担当者が2人なため、
意見の食い違いや先方との食い違いが起きにくい利点を得ている。
2:条件を出してから2回の交渉で決めること
出店交渉で妥協しないことも成功要因の1つ。
2回の交渉で結論を出すことにより、真剣さを伝え、
時間の削減、有利な情報提示を促すことができる。
Q:海外への配送方法はどうなっている?
A:「神戸経由」で中国に無印商品を送っている。
「しまむら」と同じ方法で、
海外にコンテナを送りコンテナに各工場から目一杯商品を詰め込む。
それで本店に送り込む経費の削減を行う。
Q:従業員の働き方は?
A:バーコードを利用した効率主義
従業員の効率化としては、
自分のものバーコードをスキャンすると作業効率が分かる仕組みを作った。
→作業者のモチベーション維持にも一役買っている。
Q:じゃあ中国出店は簡単だった?
A:そうとも言い切れない。
中国の店舗拡大はやはり難しく、
次第に「中国店舗の日本化」が大事だと気づくようになった。
そこで無印良品オリジナルの「ムジグラム」と言うマニュアルを、
中国でも作成することになった。
これは作成方法が丁寧で、まず日本人が中国語に翻訳し、
さらに現地の中国人がより中国語に近づけて表現する
と言う現地化を徹底して作成されたもの。
Q:そのほかに工夫していることは?
1:「あいさつ運動のスタート」
役職名ではなく「名前+さん」を呼び合うことで、
労働者同士の親密度を高めることに成功。
2:18時退社を守ることが徹底されている。
3:デスクの整理整頓
「第3水曜日を整理整頓の日」と決めている。
Q:他社関係はどうなっている?
A:食品部門ではブルボンの社長に講師を依頼している
さらには、
異業種交流会も行っており
衣料品だと「しまむら」、また、成城石井なと交流会を持っている。
Q:今後の経済はどうなる?
A: B with Cとなる。
お客様に向けて商品を作っているのではなく、
お客様と一緒に商品を作っていくという意味。
この先はこのような、
顧客とつながる「ビーウィズシー」のつながりが大事。
開発部門にいる人は研究商品を出しがちになるので
顧客、もしくはエンドユーザーとの関わりは大切になる。
感想。
無印良品で服を買ってみようかな。
げんき