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映画 マシニスト

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マシニスト

 

タバコを吸おうと、

車の中のシガーライターを使おうとしたとき

急に自分に近づいてきたアイバン。

 

 

1年間眠っていない自分。

彼女に眠っていないことを伝えるが

「大変ね。病院へ行ったほうがいいわ」

の一言。

 

翌日の職場で職場の機械手工場へ行くが

そこで

アイバンを見つける。

 

手伝いを頼まれたトレバー機械を止めて

仕事仲間のミラーを手助けしていたが

アイバンはトレバーに向かって

スーサイドのハンドジェスチャー

(親指で首元を横に切る)

 

その直後自分が停止中の機械のスイッチを入れてしまい

仲間のミラーの腕が飛ぶ。

 

事情を聞かれた自分はアイバンに気を取られていたと言うが

アイバンという人間はこの職場にはいないと告げられる。

 

自分のせいで指を切断させてしまったと真実を話すが

不注意な危険人物と見なされ

距離を置かれてしまう。

 

その帰り道、

アイバンを見かけそのままバーへ。

 

たわいもない話を進めるが

アイバンの財布の中で、

仕事仲間のレイモンドとアイバンが映る二人の釣りの写真を発見する。

アイバンはいるじゃないかと確信をし、

自分自身は騙されていると結論づける。

 

落ち着きを取り戻し、

親戚の子と遊園地に行き、

LOUTE666というジェットコースターに乗るが

そこで再びアイバンの幻覚が起こる。

 

その直後子供が転換を起こし、一時的に気を失ってしまう。

 

アイバンが現れたのは偶然だろうか。

 

 

 

後日職場へ戻ると腕を失った友人ミラーが退院している。

謝罪を述べた後、機械修復作業を始めるが

今度は自分がマシンに腕を巻き込まれそうになる。

 

腕が折れる寸前、工具をギアに巻き込みことなきを経たが

故意的にスイッチを入れられたのではないかという疑念から仲間を罵倒する。

 

そしてついに職場を解雇されることとなる。

 

自宅へ戻ると

冷蔵庫の前に「-LL-ER」の虫食い文字が。

誰が書いたのだろう。

 

腕を失わせかけた仲間のMILLERではないか

と推測し会いに行くが、追い返されてしまう。

 

その帰り道再び「アイバン」を見かけ、山奥まで追跡をするが

見失ってしまう。

 

その直前にみた743CRNというナンバープレートを元に

アイバンの行方の探索を始めるが、

「交通事故にあってけがをしていないと教えることができない」と言われた彼は、

車にぶち当たりに行く。

 

無事けがを負った彼は警察へ届け出を出し

正体不明の743CRNのナンバーを検索してもらうが

それは1年前に事故で廃車になった自分自身の車だと言われる。

 

「偽の事故報告は犯罪だ」と言われた彼は

地下鉄の下水道を使い自宅まで逃走する。

 

自宅によんだ淫婦に自分自身の「釣りの写真」を見せるが、

そこに写っているはずのない自分自身が写っていると言われる。

 

家に帰っても「全員が自分を騙している」ようにしか思えない。

そんな中気づく。

 

冷蔵庫の中から流れ出てくる血。

 

そこを開けると中から

腐った魚の血が流れ出てくる。

それで思い出す。

 

自分自身が子供を轢き殺しそのまま逃げていったことを。

 

冷蔵庫から溢れる血は、被害者の子供の血で、

腐った魚は、事件直前に釣った魚を一年以上も放置していたためであった。

 

幻想として出てきたアイバンは

自分自身の隠し事が具現化した存在であり、自分の頭の中にしか存在しない。

 

ルート666のジェットコースターで子供が転換を起こしたのは、

子供を轢き殺したときに、

それが「てんかんで、そのあと助かれば良い」という願望であった。

実際子供は死んでいる。

 

つまり、

今まで見てきた不可解な出来事は

自分自身の作り出した都合の良い妄想であった。

 

1年以上不眠なのは

自分自身の犯した罪悪感から逃げられないためである。

 

彼は結局「ひき逃げをした」と告白し、刑務所に入るところで映画は終了。

 

シガーライターをつけようとしたときにアイバンが出てきたのは、

実は車の運転中にシガーライターをつけようとした主人公が、

子供を轢いてしまったからである。

 

人間は罪から逃れることはできない。

 

そして償うことでそれは救われるのであるが人間は

誤った方向へ進んでしまうことがある。

 

それは運命だろうか。

それとも、過ちという選択なのだろうか。

 

たとえそれが悪であったとしても

人間は悪を選択することが自分に都合良いことがある。(アドラー心理学

 

人間心理を描いた傑作。

 

ぜひ。

 

 

 

後記

 

人間の心理を用いた作品に

メメント」というものがある。

 

これは記憶が数十分しか持たない後遺症を負ってしまった男の話。

その男は妻が殺人されたことにより記憶が短くなってしまうが

写真、メモ、体への刺青によって犯人をあぶりだして行く。

 

得体の知れない人間からの追跡。

 

物語は終わりからはじまる。

 

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結論。

安全運転が一番!🤤🤤