保育士のストレスに関する論文より
https://bunkyo.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=712&file_id=37&file_no=1
保育現場におけるストレスに関する論文より。
(1)ストレスの低い者の解消法
まず、職場ストレス高群は,解消法自体の記載が少なく,
また「解消法がわからない」と 記載する者もあった.
→ストレスの高い人は自分自身でストレスを解消する方法が
比較的少ないということ。
一方,職場ストレス低群は,
高群に比して記載数が多く,内容も 「自分を高める」「気持ちを引きずらない」
「楽し いことを考える」など,
積極的で自己を変えていこうとする方向性を持つ内容が多かった
→他人や環境を変えるのではなく、
自分自身を成長させようと考える傾向にあるということ。
自己を振り返り,
自分をより変えていこうとする姿勢も同時に必要と言えると思われる.
職場ストレスが高い者は,その解消策として,
保育士の人数や子どもの人数の調整 である「物理的環境調整」をあげていた.
→自分自身を変えるっていうのはいつでも誰にとっても大変なことだよね。
自分自身以外の部分を変えようとしてしまうのは分かる気がする。
ストレス解消法の多さについて。
職場ストレスの高い者は記載自体が少なかったが,
ストレスの低い者は記載数が多く,
内容も積極的に自己を変えていこうとする方向性を持つものが 多かった.
→ストレス解消法を蓄えておくことも、ストレスなく生活するための一つの方法。
しかし、職場環境や労働条件が難しい場合は政府や機関の力を借りることが必要。
上司がストレッサーなのに、部下が変わるべきという意見ならば、
「上司が変わるべき」という意見も通用するはず。
→だからこそ環境を変えるべきであると僕は思う。
年齢と職場ストレス得点の平均値の差の検定では,
31歳以上の者の方が,
30歳以下の者より職 場ストレス得点が高い結果であった。
責任のある立場に着くためと推測される。
→責任者が一人という構造がよくないのではないだろうか。
例えば責任者と副責任者という立場ではなく、責任者が二人という構造でうまく回すことはできないのだろうか。結局、どちらかの意見に傾くという展開が読めるから実現は難しそうではあるが。
以上初論文読んでみた。
げんき