げんきのブログ

YoutuBlog書いてます「youtube」×「blog」

世界経済システムと南アフリカ

ウォーラーステインの「世界経済システム」という考え方は、地球世界各地を国家の有機体と考えるのではなく、1つのまとまった「経済活動」とみなすということである。

 

「世界経済システム」のわかりやすい例えといえば、

「イギリスの産業革命により世界の産業基盤が出来上がった」と考えるのではなく、

「イギリスの産業革命そのもの自体が起こっているときにも、その他の国は経済活動を行なっているのだから、産業革命は世界経済の[一部]でしかない」という考え方。

 

そう考えると各々の国家が発展、していく段階で生産性の低い地域はどう捉えることができるだろうか?

 

例えば南北での経済格差が進んでいる。

ぱっと思いつくのが「南アフリカ大陸」や「南アメリカ」問題である。たしかに経済格差が進んでいるのは何か原因があるかもしれないが、そんな彼らのなす役割はなんだろう。

 

まず思いつくデメリットは、世界経済の足を引っ張っているのではないだろうかと言う懸念。もし世界GDPなんてものがあったら、低次の成長をしている、格差でも下部の国家は世界貢献をできていないということになる。家族の中でいうと、「生産性のない子供達、まだ働くことができない」という状態であろうか。今現在、そのような国家が、なにかを学び発展させようとしているならばそれは期待できるものである。

 

経済発展には「農業(第一次産業)」→「工業(第二次産業)」→「サービス業、金融(第三次産業)」の順で発展すると考えられる。そして、先進国になるにつれて「第三次産業」の割合が増えていくという「ペティクラークの法則」も存在する。

 

これに当てはめると、「南アフリカ」などは今だ第一次産業のような、農業が多いのではと思う人もいるだろう。

 

f:id:mmhurdlehighjump473:20181009114728p:image

 

しかし、画像を見て貰えばわかるように、

第三次産業比率が高い(約70%)」なのである。さらに、輸出鉱物依存度が高いというのも特徴だ。

 

したがって

経済がうまく行っているのかと言われるとそうでもない。

 

f:id:mmhurdlehighjump473:20181009120523p:image

 

経済成長率を見てみると0.3%と低いままである。

 

ちなみに2016年日本の経済成長率は1.0%

アメリカ合衆国でさえ1.6%である。

 

つまり我々成熟化社会と成長率であるにもかかわらず、格差が広がっているのが南アフリカの現状。

 

リカードの比較優位説では、

「経済的に劣る生産物でも、他国との貿易は全体では有益に働く」という考えだが、「関税」により、その効用が打ち消されてしまうという「囚人のジレンマ」問題が起こっている。

 

南アフリカのような国家を勃興されるには

今なにが有効なのか?

 

経済史を学び、

「歴史から成長に活かす」のには当てはまらない時代を歩んでいるという感覚が大事なのではないだろうか。

 

そんな疑問提起。

 

解決策は、、、、

脱工業化?

 

イメージ的に「第一次産業」「テーマパークなさそう」というイメージがあるから、

産業特化をする前に観光地を作り出すのが良いのでは。

 

んー。アフリカの皆さん

脱工業化「観光地化」どうですかね?

 

以上、高飛車な文章でした。

 

 

げんき。