「A4妄想」血液畑 血液のマクロ的需要と供給
いつの日かのテレビ番組(確か観察モニタリング)で、
「募金額が一番集まる方法」というものを見た。
その解決方法の中で一番効果があったのが
「視覚に訴える:募金しただけ天秤が上昇する?」
とかいうものだった。とにかく視覚に訴えるのが良いとのこと。
で、「視覚に訴える方法」をいろんなものに使えるということなので、
視覚化によって今まで以上に集まりそうなものを考えてみた。
「献血」
日本の採血基準は世界中でも類を見ないほどの信頼を得ている。
世界に数種類しかない血を日本は扱っているというくらい洗練された技術
ということだ。しかし、問題なのは基準が高いが、
そもそも「献血をする人」が少ない。という問題。
米国では「献血をするとお金がもらえる」という仕組みなため、
献血をする人が比較的多いとのこと。
これには「血を売って生活する」というデメリットも存在するらしいが。
それなら日本でも献血の際に金銭を付与すれば良いと考えるが
「道徳、倫理」であったり、日本人としてという理由から
導入はしていないとのこと(多分)。
実際に献血をする人が「お金で血を売る」ことに対して
どう思っているかはわからないが、
「赤十字社」は道徳観を大事にしているのではなかろうか。
ここで、
お金に換金しない以外で献血量を増やすには
「視覚に訴える」が一つ使えそうだ。
例えば、不健康そうな顔つきの<けんけつちゃん>(献血キャラクター)が
「献血をしたらほっぺが赤くなって元気そうになる」とか。
献血車の外側に<けんけつちゃん>の大きめのデザインを施して、
「デジタル表示」でもいいから「今日は何ml集まった」とか
「血が足りないよ」なんていう表示をしておく。
「何人分の血液を集めました」なんていう風に
「献血した人数分小さなけんけつちゃんを点滅させる」とかいう方法でもいいかも。
そんな取り組みをすれば献血量は増えるんじゃなかろうか。
あとは適切なフィードバック効果。
献血をして「何ml集まりました」ではなく、
例えば○月○日に採血させていただいた血のおかげで、
「何人分の血液が作れました」なんていう風に、
現場と献血者の距離を縮める。
「実際に役に立っている」という感覚がまだ少ないから、
「(得体の知れない?)献血に対して負のイメージがあるのではないだろうか。」
(ちょっと別の話。)
、、、そんな風に機敏な動きができればいいけれど、
大きな組織になると「大企業病」が発症するのは仕方ないのだろうか。
それとも小さく実験している段階で、
我々の近くではその実践現場に立ち会えていないだけであろうか。
全体に対していきなり新しいことを始めるのは、リスクの上で危険だ。
だからこそ小さく試しうまくいったら育てる方式で、
活動していければと、僕自身の人生に関しても思う。
全世界の血液量と、
人間に必要な血液量は足りているのだろうか。
血液の生産量と、血液の必要量(消費量)が釣り合っていないというのが
現実なのかも知れない。
血液を多く作れる人間と、
血液を多く作れない人間。
血液はまだ人工的に作ることはできないので、
今現在こうした問題が起こっているだけ。
iPSとかで血液も作れちゃうんだろうか。
疑問が増える。
、、、、そんな話。
げんき。