ニッチ戦略を用いて意外な収益を上げるには?
ブルー・オーシャン戦略
バリューイノベーションとは?
バリューイノベーションとは、競合他社とのベンチマーキング(模倣)を
行わず従来とは異なる戦略ロジックをたどること。
例えば、従来の演劇では同じものを何度も見てもらおうという方法に対し、
シルクドソレイユはテーマとストーリーを持たせ、知的好奇心をくすぐるショーを
実現させようとしている。
シルクドソレイユはブロードウェイミュージカルに習った。
レッドオーシャン(激戦区)との違いは?
レッドオーシャンは構造主義、環境決定論の考え方、
価値とコストのトレードオフをとっている
バリューイノベーションすなわち、
ブルーオーシャンでは再構築主義をとっている
価値とコストのトレードオフを打ち破って
ブルーオーシャンを想像し新しい
ベストプラクティスを築くのが戦略の狙い。
まとめると、
新領域を発見し、
価格コストともに消費者が受け取りやすいものを供給しようというもの。
ブルーオーシャン戦略を策定するための指針は?
メリハリをつける。
全部の事業に力を入れるのではなくて
もし10個の事業があれば、そのうち2〜3点など集中投資すること
高い独自性
例えば空港会社の定番ハブアンドスポーク方式に対して
サウスベイサウスウエスト航空は「中規模都市同士」を結ぶ直行便を飛ばしている。
ハブアンドスポークス方式
→一つの空港から、主要都市、マイナーとしなど多くの地域に便を送る方式。
これに対し、中規模都市方式では、数を減らす代わりに、
ある程度主要な都市部のみに便を限定することで、効率性と価格を下げたという方法。
訴求力のあるキャッチフレーズをつけよう
訴求力のあるキャッチフレーズとは
先ほどのサウスウエスト空港ならば「マイカーでの旅との変わらない費用で
スピーディーな空の旅を。豊富な便数も構えております」
など。「ネーミング」にもこだわろうというもの。
これらの行動指針が「ブルーオーシャン」と呼ばれる企業に共通する方法であった。
買い手グループに目を向ける
1:購買者は利用者と異なる場合が存在する。
2:既存の顧客ではなく、「見込客(購入検討者)」「非顧客(サービスを使っおうと思っていない客)」「サービスの利用を一度やめた顧客」に目を向けていくことが必要。
具体例。
かつてのインシュリン会社は純度を高めることに没頭していた。
しかし、ある医薬品会社はインスリンの純度を高めるのではなくて
患者に目を向け「利便性」に着目した。
インスリン投与は患者が自分自身で行うのがほとんどで、1日に何度も打たなくてはならない。そこで「インスリンの純度を上げる」よりも「投与の簡易化」を行うことによって多くの利益を得ることができるようになったという話。
そのほかでいうと、
Barnes & Noble社
本を楽しむ人のために店内にラウンジやコーヒーバーを設けた。
今までは立ち読みや居座り客を嫌う店舗がほとんどであり、顧客を駆逐することばかり感がていた店舗がほとんどの中、このような亜活動をはじめ、成功を収めた。
欠点を活かす方法
iPadやiTunes Store以前の音楽購買システムもあったが、
それまでは違法ダウンロードが盛んであった。
違法ダウンロードを避けるために、「iTunesストア」やネット楽曲を始めるということにより、「アルバム内のあの一曲」だけを購入することができるようになり、結果的に、違法ダウンロードも減って言った。
企業内ではどんなブルーオーシャン戦略が必要?
企業全体に
「戦略変更の必要性を認めてもらう」こと
この際には必ず全員を会議に出席させ、みんなで決定すること。
「関与していない」という無責任さを生ませないために。
経営資源の問題
ブルー・オーシャン戦略を行う際に、既存の資源をBO
戦略へと集中投資することも視野に入れる。
どこに集中資源投入するべきか、再度考えること。
3番目従業員の士気
まずは中心人物、つまり影響力のある人間に協力を頼む。
全員を納得させようとするのではなく、影響力のある人物から波及的に時間をかけて士気を高めること。