マーケティング
1・米国鉄道会社が衰退したわけ
鉄道外車は輸送事業ではなく
うちは「鉄道事業」と考えていた。
だからうちは鉄道外車だから
バスや車とは関係ない
と思っていたため
アメリカの鉄道は衰退した。
☆自社と関係ない産業などはないのである。
2・お客様の欲しがるもの。
ライフスタイルと自己表現
そして夢を得ることが市場思考、
つまり顧客中心の考え方となる。
顧客満足は顧客が感じた価値から
事前期待値を引き算したものである。
顧客の感じた価値−事前期待値=顧客満足
☆自社商品を使ってどんな夢や希望が
作れるかを考えよう。
例えば、塾業界なら「学歴」という目標
バーならおしゃれなお店を知っているという優越感などである。
3・価格以外で勝負しろ
マーケットリーダーは
価格を下げることもできるし上げることもできる。
そのような企業に対して
マーケットチャレンジャーは、
価格で勝負してはならない。
その他の優遇なので勝負するべき。
競合他社が提供できず
自社が提供できる価値であり、
顧客が望んでいる価値である部分を
バリュープロポジションと呼ぶ。
バリュープロポジションを提供できるかが
売れるか売れないかの境目になる。
☆マーケットシェアの高い企業は、
今売っている値段よりも低い値段でも経営をつづけることができる。
だからこそ市場に新たに参入する場合、
価格で勝負したら負けるも同然。
価格以外の売りを作ろう。
バッドボーイ×ザ・ビッグイシュー
4・潜在顧客を探せ
虫歯になる人は全体の1歩に過ぎなかったが
虫歯になる前の9割の人の顧客に盛り込んだことで
潜在顧客規模を日本人全体に広げたことが
キシリトールの成功の秘訣。
☆予防歯科というキャッチフレーズで、
医者の売り上げを下げず、医者からのお墨付きを得ることが可能となった。
winwinの関係を築けるような
提案力を
5・値引きは必要?
値引きをするとお客様が残念な気持ちをしてしまう可能性がある
別の場所で買った方が安かったなどが良い例である
☆なんでも安ければ良いというものではない。
値引きはしないのが無難。
それよりも価値を上げることが大事。
6・顧客のリスクタイキングについて。
リスク重視型の見込み客と
リスク歓迎型の見込み客とは。
例えばリスクを恐れるのが重視型で
恐れないのが歓迎型である。
☆リスク歓迎型は新しい商品を使ってくれるが
市場への影響力は少ないため、
リスクを恐れる人たちが使えるような商品設計
にすることで、マーケットシェアの獲得が
可能になる。
感想
書籍自体は非常に読みやすい小説形式となっていた。
情報量は少ないため、
とっかかりにはいいが
がっつり学びたい人に物足りない一冊。
続編もあるので読んでみようと思う。
げんき